作り出す苦心が、 やがて喜びへと昇華する。 開発の醍醐味はそこにある。
- 工学部卒
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本社
開発 課長
2009年入社Tさん
- 人間生活学部卒
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本社
開発
2019年入社Kさん
今回登場するTさんが主任として小牧工場に勤めていたとき、新卒で入社してきたのがKさんだった。
Kさんは中部エリアを対象とした商品担当となり、開発の基礎をTさんからを学び、やがてTさんは課長として八千代工場へ異動する。
その1年後、今度はKさんが八千代工場へ異動となり、再びTさんのもとで全国を対象とした開発に従事することに。
そんな2人のクロストークを通じ、開発に対する情熱や、裏側に潜む苦心、それを乗り越えることによる達成感をぜひ感じてほしい。
全ての努力がチャンスにつながり、
成功への道しるべとなる。
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確かKさんは、管理栄養士の資格を取得したんだよね?
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そうなんです。大学で食物栄養学を学んでいたので、就活では資格を活かしながら商品開発に携われるところを探していました。日本デリカサービスは幅広いカテゴリーを取り扱っていて、学んできた知識が活かせると思い入社を決めました。
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開発では食物栄養学学科で得た知識に加え、「こういった商品を作りたい」という着地点をイメージした取り組みが大切だから、そのあたりの現在の考えを聞かせてほしいな。
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今私は働く女性や食に興味を持つ方々に向けたお弁当やスープの開発に携わっていますが、トレンドを意識した女性の感性に訴求できるものを目指しています。最近はSNSで傾向をチェックしたり、メディアで紹介された店に足を運んだりして、常にアンテナを張っていますね。
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そうした努力は大切だね。24時間アンテナを張ることを、大変と思うか楽しいと思うかは人それぞれだけど、引き出しを増やすチャンスだと捉えなければもったいないと思うな。
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開発に取り組むなかで、苦心していることはある?
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入社当初は、想像していた以上に開発すべき商品の数が多く、これは認識を改めないと、と思いましたね。今は女性向け商品に携わっているだけに、自分自身の感性をも満足させるにはどうすべきか、楽しみながら悩んでいます。
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開発はお取引先様と商談しながら進めていくという側面もあるので、今Kさんが 悩みながら吸収していることは、先方とコミュニケーションを交わすなかで必ず活きてくると思うよ。
様々な視点や価値観が、
日本デリカサービスらしい開発につながっていく。
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もし、私とKさんとで新商品を開発するとしたら、何が思い浮かぶかな?
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私は米飯商品の経験が主なので、米飯メニューでコラボ商品の開発を手掛けたいです。
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じゃあ、ここ八千代工場の強みを活かして、米飯と麺類をひとつの商品としてセットにするのはどうだろう?
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外食のテイクアウトでは、コロナ禍を受けて数種のセット物が伸びているようなので、その商品ならきっと受けが良いですよ。
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ふたつに分けられるような容器を使って、例えば丼物とうどんを組み合わせるとかだね。
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丼物で具材の選定や量で、男性向け・女性向けを作っても面白そう!
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今Kさんと直接関わっているのは、試作品の試算書類をお取引先様に送る際の確認や、Kさんが参加した会議の議事録を共有しアドバイスするあたりかな。
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それ以外でも、困りごとをTさんに相談したら的確な判断がすぐ戻ってくるし、小牧工場時代から気心は知れているので心強いです。「自分の軸を持て」という小牧時代のアドバイスは今でも忘れていませんよ。
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今度はそれを、Kさんから後輩たちにアドバイスしてくれると嬉しいな。
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お客様の嗜好は日を追って変化するし、コンビニの周辺状況も常に変化しているよね。私たち開発はそうした動きを敏感に察知しながら、他社の開発に遅れをとることなく、様々な視点から開発環境を作っていく必要があると考えてる。
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その点、日本デリカサービスにはいろんなタイプの人がいて、様々な価値観からの意見が飛び交っていますよね。
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元は5つの会社を統合したところが原点なので、多種多彩な文化が集まり独自の風土が作られてきたからね。私はそれも日本デリカサービスの強みだと思っているよ。
5年後の自分がどうありたいか、
常に意識してほしい。
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5年先の自分は、どうありたいと思っている?
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全カテゴリーでの開発をひと通り経験することが目標ですね。あとは製造と関わるなかで、売上数字を意識できるノウハウを身に付けられればと思っています。そのあたりはTさんがエキスパートなので、引き続きアドバイスをお願いします!
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5年後の自分を意識しておけば、そこに近づく楽しみが生まれるよね。その頃には後輩も増えているだろうから、Kさんの指導力にも期待しているよ!