※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります
苦労した数が多いほど、
新商品が完成したときの
達成感は格別だ。
- 家政学部卒
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本社
開発H.T
大量調理の現場を経験し、
その面白さに目を奪われた実習体験
食品全般に興味があった私は食物学科に進み、管理栄養士の資格を取得しました。病院や社員食堂での実習では、大量調理の効率化や独自の調理法を学ぶことができ、その面白さに惹かれました。特に水蒸気を当てながら加熱できるスチームコンベクションオーブンは印象的で、この大型機器1台で蒸したり焼いたりができ、いろんなアイデアが試せると思い心が躍りました。就職先に日本デリカサービスを選んだのは、多くのカテゴリーで大量調理に携われるチャンスがあると思えたからです。
入社後は八千代工場と厚木工場での新入社員研修で製造工程を学び、7月から本社の開発に配属され、現在に至ります。コンビニエンスストアから寄せられる開発申請書には「このような商品を作ってほしい」という要望が記載されています。私たち開発はその内容を検討し、市場調査、試作品製作、さらには原価計算や大量生産時のシミュレーションを行い、商品化に近づけていきます。
一つひとつ製造リスクをなくすことで、
完成に近づけていく醍醐味
新商品の開発にあたっては、全国からの開発メンバーが集う会議を開催し、テーマの商品について各々が提案する形で進められます。私はどんな質問にも返答できるよう、試作品で保存性をテストしたり、製造部の意見をヒアリングしたりと、可能な限りリスクをなくして会議に臨むよう心がけています。
昨年の夏、私は専門店とのタイアップによるカレーラーメンの開発を担当したのですが、レシピは専門店の財産なので公開はしてくれません。多くのスパイスを投入すると味を近づけられる反面、製造時の手間がそれだけ増えてしまい、原価も高まります。私は先輩にアドバイスを仰ぎ改良を重ね、1ヶ月をかけなんとか商品化にこぎつけました。完成したときの嬉しさは格別で、苦労を重ねた分だけ達成感も大きくなるのだと改めて感じました。今後はコンビニエンスストア側へ日本デリカサービスから逆提案できるような、新商品の独自開発にも取り組んでいきたいと思います。
PRIVATEプライベートの過ごし方
ミュージカルが大好きな私は、コロナ禍になる前は頻繁に公演を鑑賞していました。特に宝塚歌劇団や劇団四季はお気に入りで、「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」といった人気作品が印象に残っています。自粛期間中はライブ配信で宝塚公演を楽しんでいましたが、最近になって緩和されたので、劇団四季の「アナと雪の女王」を劇場で楽しんできました。次はどの公演にするか、悩む時間も楽しみのひとつです。
1日のスケジュール
- 9:00
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出社。月曜は朝礼参加、メールチェック、当日の仕事の流れを確認
- 9:30
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月曜・火曜は試作、水曜は会議、木曜・金曜は下調べなどの開発準備
- 12:00
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常駐先の八千代工場で自分が担当している麺が製造されているため、検食を兼ねて社内販売の麺を味わい、製麺のコンディションなどを確認
- 13:00
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月曜・火曜は試作に向けた原価計算や試算書などの書類まとめ、水曜は会議、木曜・金曜は専門店やスーパー、デパ地下などに足を運び、トレンドや傾向を探る
- 18:00
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退社
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